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中国ステルス戦闘機の話の意 [所感]

中国がステルス戦闘機を示威的に発表したようだという報道に対して、この事の先に来る危惧を前のブログで書いたつもりだったが、コメントをいただいたので、少し補足しておきたい。

論文ではないので、抽象的に長くならないように書いたことで、勘違いする向きもあったかも知れないが、現時点で中国が軍事で固有と誇れるものはたいしたものはない。

こう書くと、いや、あれだこれだと細かいことを上げてくれる方もいるが、それはそれで正しい。但し、私がここで言わんとする趣旨には合わないコメントとなるケースが多くなるので、何を言いたいのかだけご理解願いたい。ベースにあるものが同じであれば、今、中国にはこういうものもあります、でいい。

日本の技術が全て世界最先端などと言う気はさらさらないが、部品レベルでの固有技術、機能性部品、音響、映像技術、成形技術あるいは磁性塗料の限界など、今回中国のステルス戦闘機で使われたであろう技術の中に移転されたものは数知れない。しかし、その事を日本人が意識せず、ただただ、コスト的に安いと言って、製造業の中国進出から、開発レベルまで移転させている現状があり、そういうことをやっている一方で、中国の軍事力の脅威を皆が叫ぶ矛盾があるから、まず基本をしっかり考えるべきである、そう言っているのである。

ロシアから水陸両用軍事車両を導入して、その訓練で車両が水没して数人がおぼれ死んだことは記憶に新しいと思うが、指導側のロシアの軍人が中国解放軍のあまりのレベルの低さにあきれたという話がある。今、経済的に豊かになって、中国軍は兵器の近代化とアメリカの軍事戦略を真似た、展開力を身につけようと拡大戦略を採り続けているが、ついこの前まで、装備の更新もままならない、そういう状態で来ていたので、大幅な予算が付いた現在、全てが充実した戦力になったかというと、そうではなく、まだ途上レベルである。

欧米諸国が中国の軍の不透明さを問題にしているのは、グローバル化と欧米諸国との貿易が拡大して資本主義社会の一員のような現状にありながら、目指す先が見えないし、その事を明確にしない現状に苛立ちがあり、それは日本からも同じで、ただただ、不安材料、あるいは東アジアの不安定要素の一つとしてしか見られないからである。

実は中国解放軍は独自で各種の企業を経営しており、そういう実体も見えないことが、不安なのである。アメリカの場合、軍需産業など、軍事に携わる企業動向などある程度監視できるものがある。しかし、中国の場合、それがないので、いったいいくらの軍事予算が使われているのだろうかとか、思ってもいないところから技術導入を計ったり、怖いことが色々ある。

例えば、日本では大型機械の制御を行う、制御盤が不調になった時に、基板レベルで交換したりして回復させるが、中国企業は基板に使われている素子レベルで部品を制御盤メーカーに注文してくる。これは、その時点で、制御技術の移転を意味しているのである。日本では、なかなかそういうことにならないが、中国とはそう言う国であり、その企業が軍の企業ではない、そういう保証はない。

そして、それら企業から吸い上がった技術を元に作られた兵器が、軍のビジネスとして新興国などに移転しないとは限らないのである。つまりミサイル技術等の拡散である。

日本の新幹線を導入した中国は、その基本技術を元に、今度は自国製としてアメリカ、アルゼンチンなど他国に売り込んでいる。しかし、国民の平和を願ってこういう事をしているのか、単に覇権を狙っての行動なのか、全くわからないのが中国なのだと言うこと、知らないままではいけないということである。

今、中国の大卒者が大量に生産されている、その事は私も知っているが、その全てが使い物になる、そういうレベルではないことも事実である。日本企業でサムソンに乗り込んで喧嘩できる技術者はもういないのではないかと思われるくらいに、サムソンは半導体家電分野で先を行く存在になってしまったが、彼らの専門の半導体の案件で、事業部長以下20余名がたった一人の日本人に、勝てなかった、こういう事や、実はサムソンの実力を支えている日本人も多い、そう言うことを知れば、今、中国が日本の技術無しに軍事力を飛躍的に伸ばせる、そう言う考えには至らないはずである。

怖いのは、知らないままに、移転しているものが、軍事転用されている、この事である。そして、それが巡り巡って我々の脅威として経済、軍事両面で圧力となって近い将来、いや喫緊の問題として出てくるのだという事、そしてそれらに日本の無能な経営者達が目先に利益あるいは自身の懐勘定だけで協力している図がある、そういうことである。

香港に近い中国の観光地で、夜間、露天に商品を並べて、月明かりで一生懸命勉強している学生達がいた、いや多くの若者がそこまでして勉強していた、そう言った方が正解であろう。向学心、向上心は凄いものである。だから日本の学生などよりもずっと上である、そういう見方はできない。しかし、すぐにでも上に来る可能性としては大、そう言うことである。

中国も広い。皆が同じベクトルを持っているとは限らない。日本や世界にとっていい方に行ってくれればいいが、その保証はない、これが現実である。




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kobakoba

コメントありがとうございました 小泉の人生を描い本を全
国民に読んで欲しいと思います 少なくとも彼の悪徳非道の政策を思い出して欲しいものです
by kobakoba (2011-01-16 19:05) 

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