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ずるい事 [報道]

電通の新入社員の自殺から電通という会社の負の体質が色々と報じられ、それをきっかけに行政が動き出したが、日本人社会は、そういう事の起こる体質だっただろうか。

研修という名の発展途上国からの研修生受け入れの農家、企業でも似たようなことがずっと報じられてきている。つまり日本人の雇用であれば派遣等短期であってさえ時給800円は払わなくてはならないところ、相手の足元を見るかのような低い給与で働かせている。

研修などというのは全くの名目であって、実質は発展途上国からの低賃金労働者の出稼ぎ、というのが実態である。それでも自国で働くよりは金になる、そういう事で我慢している労働者も多いらしいが、本来の技術習得という観点から外れたままにただただ、労働力としてしかあてにされていない、という実態に逃げる労働者も多い。

最近聞かなくなったが、一時期、日本で悪いことをする中国人の多くが、研修生名目で日本に入国、その後、研修などではなく単に、低賃金労働者としてしか見られていないという事で、逃げ出してそのまま、日本国内で犯罪に手を染めてしまっている、そういう事が多く報じられていたが、いまだに日本のやくざ紛いで報じられる中国人が多いのは、その後もおかしな研修制度が続いている,その影響か、と見てしまうがどうだろうか。

この研修制度、お互いの思惑が一致してなどというものではなく、単に低賃金労働者を確保したいという農家、企業の考えを行政が、それと知りながら、放置しているに過ぎない。

先月、レタスが400円近い値を付けたことがあった。立派なレタスならまだしも、以前のものと比べて、お世辞にも立派とは言えないものである。それとなく見ていたが、買い物客は皆素通りである。昼食には必ず山盛りのレタスを食する我が家でもさすがに、この時期、野菜ジュースや他の葉物で代替したが、高くても買う家庭はあるだろう。

農産物にしろ工業製品にしろ適正価格というものがあると思う。無理な低価格販売のために、その犠牲を他国からくる研修生という名目の低賃金労働者に強いるのは筋違いである。研修は研修で、しっかりその目的を果たすべきであり、嘘で人を釣るべきではない。

いつから日本はこういうずるい事を許す社会になったのだろうかと思う。売るために低価格にする、そのこと自体は許されない事ではなく、むしろ戦略としては当たり前だと思う。しかし、その手段としてやっている事が、情けない。こんなもの戦略でもなんでもなく単に、弱い者いじめである。

 そういう意味で、母子家庭で育ち、母親に楽をさせたいと、懸命に勉強して世間が称賛する東大という大学まで出た、その新入社員を広告業界の花形と世間に知られた電通という会社は使いこなすどころか、花開く前に散らせてしまっている。東大に入る、そこまでの過程で誰もその人物を非難する話ではないと思う。そういう頑張り屋の新入社員を自殺に追い込む企業風土とはどういうものだろうか。

先輩社員のみならず、そういう風土を看過してきた経営者に責任がないなどとは誰も言うまいが、日本の経営者も、また、おかしな風潮を看過している企業社員も、本来の働く意味合いを今一度考えてみてはどうか。

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